高校生にもなると、読書感想文はただ本の感想を述べれば良いだけではなく、文章の正確さなども求められます。
誤字脱字に注意し、語尾は統一し、文の構成なども考えて書くようにしましょう。
そのような知識を持っている高校生ですので、本の内容について感じたことを書くだけでなく、その本に書かれている言葉の使い方や、文章、構成などについての感想を入れてもよいと思います。
課題図書などで、自分の興味を引く内容ではなく、感じたことがあまりない場合などは、そのような点に注目してみると、読書感想文を書きやすくなるかもしれません。
例えば、「○○を、××と表現しているところが△△だと感じました」などと、本の中にある自分では使わないような表現方法などに着目するなど、内容だけにこだわらず、さまざまな角度から感じたことを綴ってみるのもよいでしょう。
本の内容に引き込まれていった様子を描写したり、いきなり自分の体験を話した後に本の内容と関連付けていったり、さまざまな書き方ができるのも高校生ならではだと思います。
読み手のことを考えて、どのように書けば、自分の読書感想文に興味を持ってもらえるかなどと、考えながら感想文を構成しましょう。
そのような経験は、受験の論文や就職試験の自己アピールなどにも、役立つこととなるでしょう。
また、高校生は、将来のことや社会についていろいろ考えたり、興味が広がる年頃でもありますから、そのようなことに関連のある本を選ぶのもいいことだと思います。
ただの読書よりも、読書感想文を書くための読書の方が、より本の内容について考えたり感じたりすることが多いでしょうから、将来や社会について深く考える機会にもつながります。
高校の頃にであった本が、大きく人生を変えたという人も少なくないですので、この時期に素敵な本に出会えるといいですね。
読書感想文 高校生について
